さすがかかし朝浩!
現実にも少々性格破綻気味だったらしい清少納言を「ツンデレ」とした時点でもうかかし氏の勝利が決定したような作品です。
史上陰に隠れがちだった定子や和泉式部など、当時の宮中人間関係を切り取って魅力あふれる作品に作り上げることは、文献をあたるだけでなく大変な困難もあったと思われますが、それをここまでよく纏め上げたなと。
ちなみにこの作品に出てくる『藤原宣孝』は後の紫式部夫ということらしいです。
そういった人物配置も憎いですね。
本当に、もっともっと読みたい。
こんな本がもっと前からあったら、学生時代に古典が嫌いにならずに済んだだろうにと思います。
古典が苦手、とか、興味はあるけど……といった方はぜひご一読を!
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暴れん坊少納言1 (ガムコミックスプラス) コミック – 2007/7/25
かかし 朝浩
(著)
時代はAD.994、平安京。橘則光は親の言いつけで、お見合いをすることに。気の進まない見合い相手は、なんと貴族の娘とは思えないハチャメチャな暴れっぷりを示す、菅原諾子(後の清少納言)だった! 諾子の機転と行動力が評価され、宮廷に招かれることとなるが、そこでも諾子は宮中に大混乱を巻き起こす! 天才エッセイスト・清少納言をオリジナリティー溢れる解釈で描く入魂作・待望のコミックス化!!
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社ワニブックス
- 発売日2007/7/25
- ISBN-104847036069
- ISBN-13978-4847036064
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登録情報
- 出版社 : ワニブックス (2007/7/25)
- 発売日 : 2007/7/25
- 言語 : 日本語
- コミック : 176ページ
- ISBN-10 : 4847036069
- ISBN-13 : 978-4847036064
- Amazon 売れ筋ランキング: - 389,663位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2007年9月11日に日本でレビュー済み
古典を現在進行形で勉強している高校生の視点から、この作品を一言で言うと…
ややツンデレがちなり
ツンデレな面より、当時の女性らしからぬ破天荒さが味だと思います。他の登場人物も史実通りの人物像を現代風に強めたキャラクターになっております。
なにより話のテンポがいい。清少納言の名前を一度でも聞いたことのある人なら、古典に詳しくなくてもすらすら読めると思います。
ややツンデレがちなり
ツンデレな面より、当時の女性らしからぬ破天荒さが味だと思います。他の登場人物も史実通りの人物像を現代風に強めたキャラクターになっております。
なにより話のテンポがいい。清少納言の名前を一度でも聞いたことのある人なら、古典に詳しくなくてもすらすら読めると思います。
2021年2月5日に日本でレビュー済み
平安時代の生活を絶妙な匙加減でゆるーく描いた作品です。おもしろいシナリオですがイベントやその解決がテンプレなところが惜しいですね。
2007年10月12日に日本でレビュー済み
巻末まで読んで、あれ?ここで終わりと、ショックを受けてしまいました。
もっと、もっと読んでみたい、と思わせる本です。
一巻で終わってしまうのが本当に残念なくらい面白かったです。
もっと、もっと読んでみたい、と思わせる本です。
一巻で終わってしまうのが本当に残念なくらい面白かったです。
2008年12月6日に日本でレビュー済み
元気のいい詔子がまだ顕れてない才能を中宮に見出され清少納言として召抱えられるなるまでの話。
清少納言が見合いの相手(のちの夫)に対してはツンデレ。現代風解釈。
清少納言とい,う題材をもってきたのはいいが、これは少女マンガ家が描くべきだった。清少納言があまりかわいくないしもう少し恋愛漫画路線にしてほしかった。乱暴モノで勢いのあるだけのオンナノコはあまりかわいくない。
それとも男性読者にはこれでいいのだろうか?
あ−そうだ、なんか学習雑誌漫画みたいなんだ、小学校4年生とかの(6年ではない)。
清少納言が見合いの相手(のちの夫)に対してはツンデレ。現代風解釈。
清少納言とい,う題材をもってきたのはいいが、これは少女マンガ家が描くべきだった。清少納言があまりかわいくないしもう少し恋愛漫画路線にしてほしかった。乱暴モノで勢いのあるだけのオンナノコはあまりかわいくない。
それとも男性読者にはこれでいいのだろうか?
あ−そうだ、なんか学習雑誌漫画みたいなんだ、小学校4年生とかの(6年ではない)。
2007年7月26日に日本でレビュー済み
平安時代のOLにしてスーパーエッセイスト・清少納言。そのエッセイをネタ元にするのは珍しいことではありませんが、彼女自身を全面に押し出して、その上チビッコ・ツンデレ・破天荒というキャラ立ては未だかつて見たことが…無かったと思うんですがどうでしょう?(あったらすみません)
成人向けから一般作まで一風変わった物語をものする作者の作品らしく、骨太且つ微妙にユルい雰囲気の仕上がり。癖のあるキャラクターを描かせたら天下一品の腕前は今回も健在です。ヒロイン(後の清少納言)も少年マンガの主人公らしくサバサバとした気持ちのいい漢前。←女の子なのに!
脇の皆様も皆アクが強い割には嫌みがなく、周囲を鮮やかに彩っております。とりあえずこんなの他の人には描けません(笑)まあ破天荒すぎて歴史好きな方は怒るかも知れませんけど…楽しいから良いじゃないですか!
全体的にも決して悪くはないのですが、うーん、インパクトの割にアピール度が弱いのが残念。まあその一部マニア受けなところが好きなとこでもあるんですがー。私自身はすごーく好きな作家さんなのですがー。レーベルがレーベルなだけに一般の認知度が薄くなりがちなのが勿体無いなあと。
繊細な味わいとはほど遠い超豪快な『男の料理』、何とも言えぬ癖が有るという感じですが、結構見た目より美味しくて後味も悪くない。食わず嫌いせず試してみるのも宜しいかと思います。好き嫌いは有ると思いますけど。思いがけずヤミツキになっちゃうかも知れませんよ。
成人向けから一般作まで一風変わった物語をものする作者の作品らしく、骨太且つ微妙にユルい雰囲気の仕上がり。癖のあるキャラクターを描かせたら天下一品の腕前は今回も健在です。ヒロイン(後の清少納言)も少年マンガの主人公らしくサバサバとした気持ちのいい漢前。←女の子なのに!
脇の皆様も皆アクが強い割には嫌みがなく、周囲を鮮やかに彩っております。とりあえずこんなの他の人には描けません(笑)まあ破天荒すぎて歴史好きな方は怒るかも知れませんけど…楽しいから良いじゃないですか!
全体的にも決して悪くはないのですが、うーん、インパクトの割にアピール度が弱いのが残念。まあその一部マニア受けなところが好きなとこでもあるんですがー。私自身はすごーく好きな作家さんなのですがー。レーベルがレーベルなだけに一般の認知度が薄くなりがちなのが勿体無いなあと。
繊細な味わいとはほど遠い超豪快な『男の料理』、何とも言えぬ癖が有るという感じですが、結構見た目より美味しくて後味も悪くない。食わず嫌いせず試してみるのも宜しいかと思います。好き嫌いは有ると思いますけど。思いがけずヤミツキになっちゃうかも知れませんよ。
2008年2月17日に日本でレビュー済み
清少納言がツンデレ!?それだけでも興味をひきますが、歌や三十六歌仙など高校生、大学生の頃に習った単語が分かりやすく説明されています。
巨乳な和泉式部なども必見。「春はあけぼの〜」で始まる超有名な話の誕生秘話と「源氏物語」の関係もあり。とりあえず読んで損はしない一品であることは間違いないです。
巨乳な和泉式部なども必見。「春はあけぼの〜」で始まる超有名な話の誕生秘話と「源氏物語」の関係もあり。とりあえず読んで損はしない一品であることは間違いないです。